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■ギャラリーページの製品は、全て(創作バッグ)オリジナルオーダーによるものです。
■ご希望の方は、オーダーからお願いいたします。

何時の世もわが子に注ぐ愛はひとしおのものがあり、又、幼い我が子が実社会の入り口になるであろう小学校入学は節目でありお若い御夫妻にとっても一代イベントであろう事は容易に拝察できます。
この3月、そんな御夫妻が一枚のスケッチを持って訪ねていらっしゃいました。
微笑ましく、一杯の愛に包まれたお嬢さんのランドセルの製作依頼でした。
そこで、お持ち頂いたスケッチとの打ち合わせに入りましたが、問題は入学式の期日が決まっている事で私が薦めていた金具の入手が可能かどうか、スイス製の金具、逆算した製作期日ギリギリ迄を待ちましたが結局入手困難が判明し、やむを得ず御両親と相談の上、次善の金具となりました。
仕上がり迄の製作工程を紹介致します。

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完 成


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お訪ね頂いた鈴木様御家族のお父様よりこのスケッチを戴きました。
以後、お互いの意見交換を行い集約した結果以下のテーマが御要望として見えて参りました。

ご要望の具体化
1) 娘さんの成長に合わせて(概ね中学生頃!!)を仮定してマチ、裏胴共に取り外しフラップ上部にハンドルを取り付けショルダーバッグ兼用にリフォームする。
したがって小学生低学年中は重さ、バランスを考えハンドルは却下。
2) 左図にあるように腰にあたる部分の負担を極力抑える為、最下部胴部を湾曲させること。(後述 *)
3) 教材の予想最大公約数の高さより3cm多めにとる事で高さ寸法を決定する。
4) 極力軽量を図る。
5) ショルダーストラップは身長予測を大きめにとりブザマにならぬ程度に長めにとる。
6) 当初多脂牛(ヌメ)の赤で考えていましたが革選びの段階で娘さん本位でランドセル用牛革に決定しました。 

 

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本体部金具の取り付け位置が作業順序で先になる為、長さの調整シロを長めにとって裁断、裏の必要部材を造っておき、縫製。




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本体胴、低部のストラップ受け尾錠と管金具の取り付け前作業、二本針での手縫い工程。


ランドセル特有の曲線とウレタン仕込みのストラップ、片方が仕上がり、もう一方もアウトステッチを縫って終了という経過




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手縫い機でアウトポケットと胴マチの縫込み。


縫込み完了です。





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お父さんと事前の打ち合わせの中で、背中及び胴回りによりよくフィットさせる為の工夫として緩いU型湾曲にしようと決めた約束は立体裁断によりクリア(太目の鉄芯とバネ材を埋め込んでます。)



ストラップの微調整をし、又重心位置も確認して無事完了です。
ピカピカの個性豊かな一年生...親御さんの気持ちがこもってます。


学校も勉強も大好きなきょう子ちゃん、のびのび育って早く大きくな~れ....!! 中学生になったら可愛いバッグに作り変えましょうね!
S御夫妻のわが子に対する優しい眼差しにうたれて力が入りました。
きょう子ちゃんとランドセル、私も見守って参りたいと存知ます。(2004.4)




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